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  4. 健康的な食生活に。雑穀米との出会い
challenge 01

農家さんとの出会い、それが日本で初めての『雑穀米』の始まり。

病気が教えてくれた「食」の大切さ

病気が教えてくれた「食」の大切さ

酒は毎日飲む。たばこは1日80本。休みもろくに取らない。外食は当たり前。
当時、忙しい生命保険の営業マンだった内田(現ベストアメニティグループ代表)は、そんな生活を続けていました。
31歳の時、腰痛をきっかけに行った病院で、痛風の前兆、そして肝臓まで悪くなっていることが発覚、即、入院することに。

院長はこう言いました。「薬は飲まなくていい。食生活を変えなさい。10年かけて悪くしたのだから、10年かけて治しなさい。」
この言葉をきっかけに、体をつくる毎日の食事の大切さに気付き、「世の中の食を変える仕事がしたい」、「家族や子ども、大切な人に安心して食べてもらえるものをつくろう」と、33歳のときにベストアメニティ株式会社を設立しました。

「売り物じゃない。昔から家族の健康のために作って、うちで食いよるんじゃ!」

「売り物じゃない。昔から家族の健康のために作って、うちで食いよるんじゃ!」

会社設立から4年間は苦難の連続。
何をやっても手応えを感じることができませんでした。そんなとき、仕事のかたわら訪れた鹿児島で、あわやきびを生産する農家と出会いました。「売り物ですか?」と聞くと、「売り物じゃない。昔から家族の健康のために作って、うちで食いよるんじゃ!」と言われました。

そのとき私は身震いを感じました。「これだ!農家の人たちは、雑穀を自分達のために作って食べている。」
日本人が昔から食してきた栄養豊富な雑穀こそ、ミネラル不足の現代人に必要なもの。
農家から帰る車の中で、「雑穀米」というネーミングと、何種類もある雑穀をブレンドすることを思いつきました。

会社に着くと早速数種類の雑穀をブレンドして炊いてみました。しかし、冷めた時のにおい、食感などとてもまずくて食べられません。それからは、ブレンド、炊飯、試食の日々。雑穀は微妙な配合の違いでも、風味が変わります。ボソボソしたり、雑穀特有のにおいなど、いくつもの壁がありました。いくら体に良くても、おいしくなくては続かない。「おいしくて、玄米以上の栄養価があれば必ず喜んでもらえる商品になるはずだ!」なんとかおいしくならないかと百数十回と配合を変え、試行錯誤を繰り返す毎日。これはいける!一番おいしい雑穀の配合比を見つけたとき、日本ではじめての「雑穀米」が誕生しました。

誰も見向きもしない雑穀米。歩き始めた雑穀米。

誰も見向きもしない雑穀米。歩き始めた雑穀米。

ようやく完成した「雑穀米」。東京での初めての展示会で待っていたのは、予想以上に冷たい反応でした。ほとんどの人が目もくれず通り過ぎ、中には「そんな鳥のえさみたいなもの、売れるはずがない」と笑う人もいました。それでも、「よいものを伝えたい」という一心で、雑穀ご飯で作ったおにぎりを手渡していきました。すると、立ち去りかけていた人が、一人、また一人と戻ってきてくれたのです。その日、雑穀米は全て完売。雑穀米が歩き始めた瞬間でした。

農家さんの出会いから生まれた雑穀米。
体にやさしい、おいしいものをお届けしたいという一心で作り続けてきた雑穀米も、
今では数十種類ものブレンド雑穀米をご提供するまでになりました。
おいしく栄養バランスのとれた雑穀米を、皆様の日々の健康づくりにお役立て下さい。

PROJECT STORY

  • 雑穀米との出会い、それが日本ではじめての「雑穀米」の始まり
  • 小国町の農地を再生する
  • 荒廃した竹林を再生し、豊かな資源としての竹林を育てる
  • 歴史ある旧家、ふかほり邸を旅館へリノベーション
  • 漁師さんとともに、天然物の海産物を届ける
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